運動 【人生に豊かさとバランスを与えるもの】

ある運動をすることで、体内のめぐりをよくすることができます。

 

それは「呼吸」です。

深く息をすることで体のめぐりが改善します。
肉体はバランスをとらなければならない。
からだが冷えているなら、熱をとりいれ。
からだが乾いたら、水分を補給する。
それと一緒で1日中座りっぱなしなら、
動きを増やしてバランスをとる。

運動に適した時間は「朝起きた直後」です。

7~8時間ぐっすり眠った後にからだを動かし、目を覚ます。
からだを動かさなくても、深い呼吸だけでストレスがやわらぎます。ためしに今やってみましょう。
深くゆっくり息をする。呼吸を楽しんで。もう1度深く呼吸をしましょう。
少しストレスがやわらぐのを感じられたと思います。
からだを動かし、深く呼吸をすることで気分が上向いて頭がスッキリすることを覚えてください。
逆に、座りっぱなしだと呼吸が浅くなります。
心臓に負担がかかり、脳に十分な酸素がいきわたりません。


呼吸は息をするだけが役割ではない。

 

呼吸はエネルギーの源です。
日常生活で体を動かさないと、大切な「深い呼吸」を忘れエネルギーを失ってしまいます。
強度の低い運動であっても毎日続ければ慢性的な疲れが取れます。
さらに毎日の朝の短いウォーキングだけでも睡眠が改善され、からだが自然なリズムを取り戻し、1日を通して集中力が増します。
実は、強度の高い運動を長時間するとむしろ疲れ切ってエネルギーが低下してしまいます。
運動の本来の目的はやせることでもなく、からだを酷使することでもなくからだに刺激を与え概日リズムを整え、エネルギーを引き出すことです。
朝、運動することで、夜ぐっすり眠れ、翌日のエネルギーを作る好循環が作られます。
逆に、間違った時間に運動すると体内時計が狂ってしまいます。
メラトニン(睡眠ホルモン)の生成に影響が出てなかなか寝付けなくなります。
概日リズムが正しく作動せず、からだが混乱するのが原因です。
正しい、概日リズムを作るものは睡眠と食事と運動です。


朝の20分のウォーキングで十分に効果があります。

 

あなたが思っているほど、運動の時間は長くなくていいんです。
慣れてくれば、ウォーキングとジョギングを交互に行ってもいいです。
大切なことは限界まで追いこまず、気持ちがいいくらい。すこし物足りないくらいで大丈夫。
本来、運動とは気持ちいいものです。
呼吸が鼻では苦しく、口を開けなければならなくなったら、強度が高すぎる証拠です。
強度を落とし、呼吸が正常になるまで待ってください。
ランニングマシンでハーハーなっているのは、本当の意味での運動ではなく、からだに無駄な負荷をかけているだけです。運動をした後にその後の活動をするためのエネルギーが残っているのが正しい状態です。
反対にずっと座りっぱなしでいると集中力が切れエネルギーが低下するのを感じることがあります。
そういうときは、たいていの人はコーヒーや甘いものに手を伸ばして、エネルギーを補給しようとします。
でも本当にからだが求めていることは動くことです。
眠くなったり、肩がこったりするのは、
からだが「動きたい!」と叫んでいる証拠です。
そんな時は立ち上がり、軽く体操をするだけでもからだが必要としている深い呼吸をすることができます。

 

 

 

 

 

 

 


寒い冬にこそ運動を必要としています。

 

毎日の運動でからだを温めることでエネルギーを与えなければなりません。
運動だけではなく、冬の間はできるだけからだを温めてくれるものを食べてください。
そして、運動には必ずストレッチを取り入れてください。
ケアを怠ってケガをすると体力は急激に落ちてしまいます。
まとめると、短期間の適度な運動を毎日行うのがベスト。
必要な運動はあなたが思っているほど長くないんです。
多くの運動プログラムの問題点は「完璧にやるか全くやらないかの両極端」なこと。
よく筋トレは週2回が理想と言われています。
週に2回筋トレをしている人は、なぜ「こんなに運動しているのに体力もつかずお腹も引っこまないのか」と不満に思います。
他の5日の埋め合わせにもなりません。むしろ疲労やケガの原因になるだけ。
たいていの人の運動の目的はやせることか筋肉をつけること。
運動は苦しいもので、日ごろの不摂生に対する罰だ。と思わないでください。
運動はもっと豊かな体験で、楽しいものです。

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